

ガソリン代値上げの今、燃費良く走るには?燃費を良くして走る4つのポイント
2023.12.04
近年は、ガソリン代の値上げが続いています。そのため、クルマの燃費を気にして運転している方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、燃費良く走るポイントや燃費の計算方法、速度と燃費の関係性を含めて解説していきます。
※掲載内容は執筆当時のものです。最新情報は事前にご確認ください。
燃費を良くして走る4つのポイントとは?

燃費を良くして走るためには、4つのポイントがあります。
- ● 余計な荷物を載せない
- ● 急発進・急加速をしない
- ● タイヤの空気圧チェックをおこなう
- ● 定期的にメンテナンスをおこなう
詳しく解説していきます。
余計な荷物を載せない
1つ目として、余計な荷物を載せないことです。車の燃費を考えた時に、車重が軽いほど燃費が良くなります。実際に運転していると体感できることでしょう。
そのため、余計な荷物を載せることで車重が増してしまうため、できるだけ不要な荷物を載せないことが大切です。
急発進・急加速をしない
2つ目として、急発進・急加速をしないことです。信号が変わった途端に急加速を行うことで燃費が悪くなることがあります。また、不必要な空吹かしにも注意しましょう。
そして、安全に走行するためにもスムーズに加速を行うことが大切です。安全に走行するためにも「急」のつく「急ブレーキ・急発進・急加速」は、行わないようにしましょう。
タイヤの空気圧チェックをおこなう
3つ目として、タイヤの空気圧をチェックすることです。タイヤの空気圧を適正にしておくことで燃費を良くすることが可能です。
具体的には、タイヤの空気圧が低い状態で走行すると、タイヤが大きく変形しまうため、転がり抵抗が増えてしまいます。それで、燃費が悪くなる原因になります。
対策として、ガソリンスタンドなどで定期的に空気圧の点検を行い、基準値よりも若干高めに入れておくことをおすすめします。
タイヤの空気は月日が経つにつれて自然に抜けてしまうので、こまめにチェックをおこない、燃費の向上に繋げましょう。
定期的にメンテナンスを行う
4つ目として、定期的にメンテナンスを行うことです。燃費に影響するメンテナンスは以下の項目に注意しましょう
- ● エアクリーナーの汚れ
- ● エンジンオイル交換
- ● バッテリーの劣化
エアクリーナーは、エンジン内に吸い込む空気に対して不純物を取り除く働きを行うパーツです。使用期間が長くなると、目詰まりを起こして適切に空気をエンジンに送ることができず燃費の悪化に影響します。
エンジンオイルは、エンジン内を潤滑することによってエンジンの保護や汚れの除去、エンジン内の冷却する重要な働きがあります。エンジンオイルは走行距離だけではなく使用期間でも徐々に劣化が進みます。そのため、定期的な交換が必要です。
また、アイドリングストップ機能がある自動車は、車が停まる時に自動的にエンジンが停止します。そしてエンジンを再始動されるときに多くの電気を使うため、バッテリーの負荷が高くなります。したがって、劣化しやすくなるのでバッテリートラブルに注意しましょう。
燃費の計算方法はどのように行っている?

それでは、燃費の計算はどのように算出しているのでしょうか。燃費は使用条件が異なれば変動します。
次からは、燃費の測定方法と実際に走行している時の燃費測定方法について詳しく解説していきます。
燃費の測定方法とは?
各自動車の燃費については、カタログに記載されています。測定方法は2種類あり「JC08モード」「WLTCモード」が記されています。この2種類の測定方法は以下の通りです。
- ●JC08モード
WLTCモードの前に使われていた日本独自の測定方法で、定められた条件下で測定した燃費
- ●WLTCモード
国際的な測定方法で、市街地・郊外・高速道路の走行モードを平均的な時間を配分させて測定した燃費
この2種類の測定値は、一定条件のもとで測定した燃費ですので、実際の燃費は、道路状況や速度、加速減速の頻度によって大きく異なります。カタログ上の燃費は、実際の燃費に対して相違があることは知っておきましょう。
実際に走行している際の燃費測定方法
実際に走行している燃費を測定するには、ガソリンを満タンにして車を走行します。そして、トリップメーターをリセットしてから走行し、再度満タンに戻した時に使ったガソリン量と走行距離で計算をすると算出できます。
計算方法は以下の通りです。
- ●燃費=走行距離÷使用したガソリン量
また、最近販売されている車は、燃費計を装備した自動車も増えてきています。燃費計が付いている車は、ネーターパネル上に平均燃費や瞬間燃費を表示してくれます。
燃費を瞬時に確認できるので走行する時に役立つでしょう。
クルマの走行速度と燃費の関係性はあるの?
燃費は、様々な使用条件によって変動することをお伝えしていきました。
また、走行速度によって燃費はどのように変化するのでしょうか。知っておくことで燃費をさらに良くすることができるかもしれません。
次からは、クルマの走行速度と燃費の関連性について詳しく解説していきます。
走行速度と空力の関係
走行速度は遅い速度で走行するよりも、ある程度スピードが出ている時が燃費向上に繋がります。それは、エンジンの回転数でより走行距離を伸ばせることがポイントになるからです。
例えば、自転車で速度が出てくるとギアを上げたときに少ない力で走行距離を伸ばせるのと同様です。
また、速度が増すと空気抵抗の影響が大きくなるため、燃費が低下します。速度に比例して空気抵抗も大きくなるため、高速道路などで運転する際、燃費効率は悪くなる点は知っておくと良いでしょう。
燃費を向上させる速度とは?
燃費を向上させる速度は、一般的に50km/hから70km/h程度で一定速度の走行をすることで良くなるとされています。
内閣府から出されている「自動車の平均車速と燃費の関係」によると、平均車速40km/hで走行した場合の燃費を100とした時、70km/hになると燃費指数が120になり、最も燃費が良くなるとされています。
それ以上の速度になると空気抵抗の影響が大きくなるため、燃費が低下します。
また渋滞時のケースでは、平均車速10km/hだと燃費指数が40程度になるので燃費が悪くなります。
したがって、燃費を向上させる速度は、交通事情にもよりますが、法定速度を守った運転を心掛けると良いでしょう。
燃費が良い「ネッツトヨタ山梨」のクルマは?
ネッツトヨタ山梨では、燃費の良いクルマを多数揃えています。ご自身のニーズに合ったクルマを選択してみてはいかがでしょうか。
次からは、車種による燃費の良いクルマをお伝えしていきます。
燃費が良い「コンパクトカー」

- ● ヤリス
燃費(WLTC):36km/L(2WD・ハイブリッド車)~
2020年2月から販売されている「ヤリス」は、国内販売されていた「ヴィッツ」の海外での車名になります。今回の新型から世界共通の車名としてヤリスになりました。
新開発の直列3気筒1.5Lダイナミックエンジンを搭載したハイブリッドシステムによって、2WDクラスで世界トップクラスの優れた燃費性能を実現しています。
- ● アクア
燃費(WLTC):35.8km/L(2WD・ハイブリッド車)~
2011年から販売されている「アクア」は、2021年7月にフルモデルチェンジを行い、新型アクアに生まれ変わりました。新型アクアは、さらに次の10年を見据えたコンパクトカーとして、高性能な環境性能と安心・安全で快適な走行をするための充実した装備を備えています。
従来型アクアが燃費WLTCモード29.8km/Lから比較すると、大幅に燃費効率が向上しています。
- ● カローラスポーツ
燃費(WLTC):30.0km/L(2WD・ハイブリッド車)~
カローラシリーズは、セダン・ハッチバック・ステーションワゴン・SUVがありますが、その現行モデルの先駆けとして2018年6月に「カローラスポーツ」が登場しました。カローラスポーツの特徴として、全車標準装備に車載通信機DCMを搭載したことです。
2022年10月に一部改良により、ハイブリッド車のモーターを搭載したことで、燃費と出力・トルクの向上に繋がっています。
燃費が良い「SUV」

- ● ヤリスクロス
燃費(WLTC):30.8km/L(2WD・ハイブリッド車)~
2020年8月に登場した「ヤリスクロス」は、新しいコンパクトSUVとして人気です。ヤリスと同様、TNGAプラットフォーム「GA-B」を採用し、レジャーから街乗りを楽しめる4WDシステムを組み合わせています。
ヤリスクロスのハイブリッド車は、SUVとしては世界クラストップレベルの燃費の良さを実現していることも魅力です。
- ● カローラクロス
燃費(WLTC):26.2km/L(2WD・ハイブリッド車)~
「カローラクロス」は、2021年9月から販売されているカローラシリーズ初のSUVです。パワートレインは、ハイブリッド車とガソリン車になっており、1.8Lエンジンのハイブリッドと2.0Lのガソリンをラインナップしています。
心地よい加速感でレジャーから街乗りまで活躍できます。
燃費が良い「ミニバン」

- ● シエンタ
燃費(WLTC):26.2km/L(2WD・ハイブリッド車)~
2003年から登場した「シエンタ」は、トヨタ最小ミニバンとしてコンパクトでありながらゆとりのある空間設計、乗り降りしやすいスライドドア、取り回しの良いミニバンの特徴を備えています。
2022年8月には3代目の新型シエンタが発売され、走りと低燃費を両立させながら最新の安心・安全機能を装備したクルマに仕上がっています。
燃費が良い「セダン・ステーションワゴン」

- ● プリウス(HEV)
燃費(WLTC):26.2km/L(2WD・ハイブリッド車)~
世界初の量産ハイブリッド車である「プリウス」は、1997年に誕生しました。2003年・2009年・2015年にフルモデルチェンジし、2023年1月には、5代目となる新型プリウス(HEV)が販売されています。
エモーショナルなクルマとして「一目惚れするデザイン」「虜にされる走り」を目指した環境性能を備えた仕上がりになっています。
- ● カローラ
燃費(WLTC):30.2km/L(2WD・ハイブリッド車)~
「カローラ」は、1966年の登場から現在まで、世界150以上の国と地域で販売累計4,750万台(2019年7月時点)を記録しているロングセラー車として知られています。
最新12代目カローラは2019年から販売。2022年10月の一部改良により、ハイブリッド車はモーターの刷新を行い、ガソリン車は1.5L直列3気筒の自然吸気エンジンのみになり燃費向上に繋がっています。
燃費の良いクルマに乗り換えの際はネッツトヨタ山梨へ!
クルマを乗り換えする時に維持費を安く抑える方法として、日々のガソリン代が安く税制面でも優遇される燃費の良いクルマを選択肢に加えるのはおすすめです。
この機会にネッツトヨタ山梨の燃費の良いクルマに乗り換えしてみてはいかがでしょうか。